1. はじめに
こんにちは!株式会社Definerのライターチームです!
今回は、Google Cloud SQLのスタンドバイ構成で起動する方法について気になりますよね。
実際の画面や、資源を見ながら詳しく解説していきましょう。
2. 目的・ユースケース
この記事では、Google Cloudで高可用性のDBを構築したいときに、参考になる情報やプラクティスをまとめています。
3. スタンドバイ構成とは
そもそもデータベースのスタンドバイ構成とは何でしょうか。
スタンバイ構成とは、同じデータベースを複数用意し、そのうちの一部を待機状態(スタンバイ)にしておき障害に備える方式のことです。別名、アクティブ / パッシブ構成とも呼ばれています。
よくある構成としては、データベースを2台用意するパターンです。1つのデータベースは常時稼働(アクティブ:稼動系)として使用し、もう1つのデータベースを待機状態(スタンバイ:待機系)とすることで、障害発生時には待機系(スタンバイ)が処理を引き継ぎます。
待機系(スタンバイ)には、以下2種類が存在します。
ホットスタンバイ方式
平常稼働時から、稼働系(アクティブ)と待機系(スタンバイ)の両方を起動しておき、データを同期しておく方式。電源がオンなのでホットスタンバイと呼ばれています。
メリットとして、障害により稼動系(アクティブ)がダウンした場合、ダウンタイムなく待機系(スタンバイ)に切り替えることができる点が挙げられます。
デメリットとしては、コールドスタンバイよりコストを要することです。
コールドスタンバイ方式
平常時には、稼働系(アクティブ)のみ起動しておき、待機系(スタンバイ)の電源を落としておく方式。電源がオフなのでコールドスタンバイと呼ばれています。
メリットとしてはコストが低い点です。
デメリットは、障害発生時の稼動系(アクティブ)から待機系(スタンバイ)への切り替えは、一定のダウンタイムが生じることです。
4. Cloud SQLをスタンドバイ構成で起動する
それでは実際に、Cloud SQLをスタンドバイ構成で起動してみます。
①Cloud SQLの画面にアクセスし、「インスタンスを作成」をクリックします。
②データベースエンジンを選択。今回はPostgreSQLを選びました。
③リージョンとゾーンの可用性で「東京」と「複数のゾーン(高可用性)」を選びました。
これでスタンドバイ構成になります。
④IDやパスワードなどを適宜入力し、「インスタンスを作成」をクリックします。
作成が完了すると、データベースのステータスが「高可用性」となっていることが確認できました!
5. 引用・参考記事
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