1. はじめに
こんにちは!株式会社Definerのライターチームです!
今回は、コンテナとは何か、コンテナを使用するとどんなメリットがあるのかについて気になりますよね。
実際の画面や、資源を見ながら詳しく解説していきましょう。
2. サーバに依存せず、常に同じ環境を構成する
みなさんは、以下のようなことをご経験したことがありませんか?
AさんのPCではファイルが開けるのに、BさんのPCでは開けない。
CさんのPCではプログラムが動くのに、DさんのPCでは動かない。
開発現場では、このようなことがないよう、コンテナや仮想化などの技術が使われています。
(仮想化については今回は触れず、コンテナについて以下で説明していきます)
コンテナは、仮想化に比べて軽量で高速、リソース効率が良いため、近年はコンテナが広く使われるようになっています。
コンテナの使用率は年々増加しており、本番環境で導入している企業は2016年には3.7%であったにも関わらず、4年後の2020年には4倍以上である14.2%まで増加しています。
3. コンテナの概要
コンテナとは、使用するリソースを他のプロセスから隔離し、その中でアプリケーションを実行する技術です。
そのため、コンテナ上のアプリケーションは、独立したコンピュータ上で動作しているように見えます。
これにより、仮にOSの種類やバージョンなどが異なるサーバでも、同一の環境を簡単に再現することができます。
イメージとして、物流に使われるコンテナを想像してみてください。
どんなトラックや船で輸送されていようとも、コンテナの中の貨物は基本的に独立しており、他の荷物や輸送方法に影響を受けません。
(厳密には、湿度や気温などは影響があるかもしれませんが)
ITのコンテナについても、アプリケーションの空間を区切ってOSと切り離すようなイメージです。
これのため、異なるサーバ上でも同一の環境を再現することができます。
コンテナの最も代表的な技術がDockerです。
Dockerはオープンソースソフトウェア(OSS)であり、Docker社が管理しています。
4. コンテナのメリット
以下、コンテナのメリットを記載していきます。
軽量でスピーディー
コンテナは軽いため、起動までのスピードが格段に早いです。
また、消費するリソースも少ないため、コスト的にも優位性があります。
環境の統一化が簡単
少ない手順で、手軽に同一環境を構築することができます。
Dockerイメージはパッケージとして配布できるので、効率的な環境の統一化が可能です。
スクラップ & ビルドが簡単
コンテナは実行環境を使い捨てにしており、都度新しい環境を再構築することができます。
このため、継続的な検証が可能となり、開発の高速化などにつながります。
また、コンテナ導入に大きなデメリットはありませんが、コンテナをわかるエンジニアの確保・教育が必要であることは気に留めておく必要があります。
5. コンテナを始めるにあたって最低限覚えておくべきこと
コンテナを始めるにあたって、重要な概念を以下で紹介します。
Dockerイメージ
コンテナ内のOSやアプリケーション情報を含んだテンプレートです。
開発で多く使われているOSであるCentOSやUbuntuや、それらと主要なミドルウェアなどがセットになっている多くのDockerイメージが公開されています。
Dockerfile
Dockerイメージを含む、コンテナの定義です。
Dockerイメージに加え、インストールするソフトウェアや、実行するコマンドが定義されています。
6. まとめ
本記事の内容をまとめます。
コンテナとは、使用するリソースを他のプロセスから隔離し、その中でアプリケーションを実行する技術です。
コンテナ上のアプリケーションは独立したコンピュータ上で動作しているように見え、OSなどが異なるサーバでも、同一環境の再現が可能です。
コンテナのメリットとしては、①軽量でスピーディー、②環境の統一化が簡単、③スクラップ & ビルドが簡単、と言った点が挙げられます。
ぜひdockerを使ってコンテナを試してみてはいかがでしょうか。
7. 引用・参考
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