1. はじめに
こんにちは!株式会社Definerのライターチームです!
今回は、サーバーレスとコンテナの違い・使い分けについて気になりますよね。
実際の画面や、資源を見ながら詳しく解説していきましょう。
2. 目的・ユースケース
この記事では、サーバーレスとコンテナの違いとユースケースを理解したいときに、参考になる情報やプラクティスをまとめています。
3. サーバレスとコンテナの違い
まずは、サーバレスとコンテナ、それぞれについて説明していきます。
・サーバレス
プログラムを実行するためには、コード以外にサーバ(コンピュータ)が必要です。
サーバは、OSやそのバージョン、プログラムを実行するためのミドルウェアなど、さまざまなセッティングを行う必要があります。
従来、アプリケーション構築の前段階として、このようなサーバ構築が必要不可欠でした。
このサーバ構築の部分をクラウド事業者が担い、ユーザはコードだけを準備すればプログラムを実行できる。という考え方がサーバレスです。
ユーザのサーバ準備が不要なので、サーバレスと呼ばれています。
また、従量課金の場合が多いため、バッチ処理など特定の期間以外はサーバリソースを使用しない場合などに、コストメリットを出すことができます。
代表的なサービスとしては、AWS LambdaやAzure Functionsなどが挙げられます。
・コンテナ
コンテナとは、使用するリソースを他のプロセスから隔離し、その中でアプリケーションを実行する技術です。
そのため、コンテナ上のアプリケーションは、独立したコンピュータ上で動作しているように見えます。
これにより、仮にOSの種類やバージョンなどが異なるサーバでも、同一の環境を簡単に再現することができます。
そのため、ホスト間でのアプリケーション移動なども、従来のサーバ上で動作するアプリケーションに比べて容易になります。
代表的なサービスとしては、AWS ECSやGoogle Kubernetes Engine(GKE)などが挙げられます。
どちらも、通常のIaaS(Virtual Machine)より効率的で、アプリケーションはホストから分離されています。
4. サーバレスとコンテナの使い分け
サーバレスとコンテナの使い分けの判断軸としては、以下の観点があります。
①実行時間/リソースサイズ
実行時間が長かったり、リソース(CPU/Memory)の必要サイズが大きい場合は、コンテナが適しています。
例えば有名なサーバレスサービスのAWS Lambdaは、実行上限が15分、メモリが10Gという制限があります。
②システムの管理単位
システムの管理単位がアプリごと(コードごと)の場合はサーバレスサービス、プラットフォーム全体の場合はコンテナが適しています。
③ホスト
コンテナは、オンプレミスでもクラウドでも実行でき、サポートされているOSの範囲が広いです。
サーバレスは、クラウド上の特定のプラットフォームで実行されます。
④言語
コンテナの場合は、基本的に任意の言語でアプリケーションを作成することができます。
サーバレスの場合は、クラウド事業者の指定する言語で記述する必要があります。
⑤ステートフルか
サーバレスはステートレスのため、ステートフルの要件の場合はコンテナを検討する必要があります。
5. 引用・参考記事
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