1. はじめに
こんにちは!株式会社Definerのライターチームです!
今回は、S3アクセスコントロールリスト(ACL)の基礎について気になりますよね。
実際の画面や、資源を見ながら詳しく解説していきましょう。
2. 目的・ユースケース
この記事では、S3アクセスコントロールリスト(ACL)の基礎を理解したいときに、参考になる情報やプラクティスをまとめています。
3. S3 アクセスコントロールリスト(ACL)とは
S3のアクセスコントロールリスト (ACL) とは、バケットおよびオブジェクトへのアクセスを管理できる機能です。
S3バケットおよびオブジェクトにはサブリソースとして ACL がアタッチされており、これによりアクセス元(AWS アカウントなど)と許可されるアクション(Read/Writeなど)が定義されています。
✅アクセス元について
アクセス元は、以下のような種類分けができます。
・AWSアカウント
説明不要、AWSアカウントごとのアクセスを管理できます。
・任意のユーザ / AWSアカウント
世界中どこから/どのAWSアカウントからでもアクセスを許可します。
この設定をする際は、十分に公開範囲などを注意してください。
・S3サーバアクセスログ
S3のアクセスログの書き込み元で、AWSが管理しています。
S3のサーバアクセスログを有効化する場合には、アクセスを許可する必要があります。
✅アクセス許可について
アクセス許可は以下の5種類です。
ACLをバケットに適用するか、またはオブジェクトに適用するかで権限の範囲が変わります。
・Read
バケットの場合は、バケット内のオブジェクトのリスト
オブジェクトの場合は、該当オブジェクトデータ
・Write
バケットの場合は、オブジェクトの新規作成・編集・削除
オブジェクトの場合は該当せず
・Read_ACP
バケットの場合は、バケットに適用されているACLの参照
オブジェクトの場合は、オブジェクトに適用されているACLの参照
・Write_ACP
バケットの場合は、バケットに適用されているACLの変更
オブジェクトの場合は、オブジェクトに適用されているACLの変更
・Full_Control
バケットの場合は、バケットに対する上記の全権限
オブジェクトの場合は、オブジェクトに対する上記の全権限
4. S3 アクセスコントロールリスト(ACL)の確認方法
それでは、実際にS3 アクセスコントロールリスト(ACL)の設定を確認してみます。
①AWSコンソールにログインし、S3の画面へアクセスします。
②ACLを確認するバケットをクリックし、「アクセス許可」タブに進みます。
③画面下部の「アクセスコントロールリスト(ACL)」まで、スクロールダウンします。
画面を確認すると、以下のことがわかりました。
・自身のAWSアカウントからは、バケットに対してもオブジェクトに対してもReadおよびWriteが可能
・アカウント外からのアクセスは、ReadもWriteもできない
・S3のサーバアクセスログも書き込まれない
5. 引用・参考記事
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・AIやクラウドのITインフラなど、先進的なIT技術のコンサルティングから要件定義 / 設計開発 / 実装、保守運用に至るまでの統合的な支援にコミット。
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