1. はじめに
こんにちは!株式会社Definerのライターチームです!
今回は、Amazon RDSのベストプラクティスと注意点について気になりますよね。
実際の画面や、資源を見ながら詳しく解説していきましょう。
2. 目的・ユースケース
この記事では、Amazon RDSを使用する際の、ベストプラクティスや注意点をまとめています。
3. Amazon RDSとは
まずは、Amazon RDSについておさらいします。
Amazon RDS(Amazon Relational Database Service)は、AWSが提供しているリレーショナルデータベースサービスです。
リレーショナルデータベースは、行と列の2軸で表され、それに基づきデータの検索や編集が行われます。
平たく言うと、高機能なエクセルのようなイメージです。
リレーショナルデータベースは、情報の生合成や管理の効率化に適しています。そのため、入出金データや従業員一覧など、多くのデータ管理に使用されています。
以下のエンジンに対応しており、主要なデータベースは網羅しています。
PostgreSQL
オープンソース(OSS)のデータベースで、拡張性の高さや機能の豊富さに定評があります。
MySQL
オープンソース(OSS)のデータベースで、ベーシックであり広く使われています。
Oracle
オラクル社の歴史あるデータベースで、拡張性や堅牢性などのバランスが良く、サポート体制が充実しています。
SQL Server
Microsoft社が開発しているデータベースで、Microsoft製品との親和性が高いです。
MariaDB
MySQLをベースとするオープンソース(OSS)のデータベースで、拡張性やセキュリティ・パフォーマンスが優れています。
Amazon Aurora
Amazonが提供しているデータベースで、パフォーマンスの高さが特徴です。
4. Amazon RDSを使う際のベストプラクティスと注意点
続いて、RDSを使用する際のベストプラクティスを紹介していきます。
監視
・CPU / Memory / Storage / レプリカの遅延などを、CloudWatchでモニタリングする。
・モニタリング項目が閾値に達した時に、通知されるようCloudWatchアラームを設定する。
パフォーマンス
・ストレージには幾らかのバッファを持たせ、上限に近づいた際はRDSインスタンスのストレージを拡張する。
・I/Oを監視し、パフォーマンスに問題が出てきた際にはリードレプリカの使用やインスタンスタイプのアップグレードを検討する。
バックアップ
・自動バックアップを有効化し、I/Oが少なく、バッチ処理と被らない深夜などの時間帯に実行されるよう、バックアップウィンドウを設定する。
・災害時のフェイルオーバーについて予めテストを実施しておき、挙動の確認や要する時間などを把握しておく。
また、以下のような点に注意してください。
注意点
・RDSインスタンスは、最大 7 日間までしか停止できません。7 日間経過後に自動起動されるので、コストをシビアに管理している場合は注意が必要です。
・インスタンスタイプのアップグレードやメンテナンスウィンドウの変更などの設定変更には、再起動が必要です。
・ストレージのサイズは、拡張はできますが縮小はできません。
・EC2やECSのように、AutoScalingされるわけではありません。
・クライアントアプリケーションがRDSインスタンスのDNSをキャッシュしている場合は、TTLを30 秒未満に設定してください。(フェイルオーバーによってデータベースのIPアドレスが変わる可能性があるため、TTLが長いとアプリケーションからの接続が失敗する場合があります。
5. 引用・参考記事
Amazon RDS のベストプラクティス - Amazon Relational Database ...
Amazon RDS で機密データを保護するためのベストプラクティスの ...
Amazon RDS for PostgreSQL クロスリージョンリードレプリカの ...
Amazon RDS のベストプラクティス - Amazon Relational Database ...
Amazon RDS for MySQL で確保できるメモリが少ない問題を ...
Amazon RDS for PostgreSQL クロスリージョンリードレプリカの ...
RDS for MySQL データベースを Amazon Aurora へ移行するための ...
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