1. はじめに
こんにちは!株式会社Definerのライターチームです!
今回は、Infrastructure as Codeでクラウドの何が変わるのかについて気になりますよね。
実際の画面や、資源を見ながら詳しく解説していきましょう。
2. 既存のクラウド開発の実情
多くのクラウド開発現場では、以下のような課題が散見しています。
✅ クラウド上のリソースは更新されているが、設計書が更新されておらず、同等の環境構築ができない。
✅ クラウドの環境構築の手順書は存在するが、わかりづらく煩雑なためミス(≒環境差異)が頻発する。
✅ 本番環境とテスト環境で、微妙に異なるクラウドリソースが出来てしまっている。
このような課題を解決するのが、Infrastructure as Code(IaC)です。
3. Infrastructure as Codeの概要
Infrastructure as Code(IaC)とは、インフラの設定をコード化し、管理することです。
従来のWeb画面上で手動でクラウドリソースを作る方法ではなく、インフラ設定をコードに落とし込みリソース作成を自動で実行します。
例えば、サーバを3台構築することを考えてみましょう。
サーバ構築と言っても、クラウド上でサーバ起動、OSの設定、ミドルウェアの設定など、多くの煩雑なステップが存在します。
手動で作成する場合、3台まったく同じものを作ったと思っていても、思わぬ人為的ミスにより異なったサーバができてしまうことがあります。
IaCを使うと、コード化されているため、まったく同じリソースを一括で作成することができます。
4. Infrastructure as Codeのメリット
Infrastructure as Code(IaC)には、以下のようなメリットがあります。
工数削減
これは、作るリソースが多ければ多いほど威力を発揮します。
例えば同じサーバを100台構築する必要がある場合、マニュアルで人が作成するのは限界があります。
IaCを使うことで、手間をかけずに実現することができます。
品質向上
インフラ設定がコード化されているため、品質の向上が見込まれます。
例えば、テスト環境と本番環境を構築する場合、IaCを使うことで手動構築で発生するミスをなくし、同等の環境を間違いなく構築することができます。
また、コード化されているため可視性が上がっており、差分を取ったりコピーアンドペーストもできます。
5. Infrastructure as Codeの注意点
一方、気をつけなければいけないデメリットとしては、以下が挙げられます。
初期の工数
クラウドリソース作成の前にコードを揃える必要があるため、初期の工数が増大します。
IaC人材の確保
IaCがわかる人材が必要なため、採用であったり勉強のコストが発生します。
IaCを検討する際には、コスト面・人材面を考慮して意思決定を行う必要があります。
6. 有名なInfrastructure as Codeサービス
IaCの市場規模は、2022年現在8億ドルですが、2027年には23億ドルになるとレポートされています。
現在、多く使われている有名なIaCサービスとしては、以下が挙げられます。
✅ Terraform
AWS、Azure、GCPなど、マルチクラウドに対応しています。
どのようなリソースが、どのように作成されるかがわかりやすいです。
✅ AWS Cloudformation
AWSが公式に出しているIaCサービスであり、AWSのみに対応しています。
AWSのログイン情報を管理する必要がありません。
✅ Azure Resource Manager
Azureが公式に出しているIaCサービスであり、Azureのみに対応しています。
公式なので、Azureの新しいサービスをすぐに利用することができます。
✅ Google Cloud Deployment Manager
Google Cloudが公式に出しているIaCサービスであり、Google Cloudのみに対応しています。
適切なIaCサービスを使って、ぜひIaCを始めてみてください
7. 引用・参考
✅ splunk Infrastructure as Codeとは?
✅ グローバルインフォメーション Infrastructure as Code (IaC) の世界市場:ツール別 (構成オーケストレーション、構成管理)・サービス別・種類別 (宣言型、命令型)・インフラの種類別 (可変的、不変的)・展開モード別・業種別・地域別の将来予測 (2027年まで)
✅ Hashicorp ブランド
✅ AWS AWS 共同マーケティングツール
✅ Microsoft Azure アイコン
✅ Google Cloud アーキテクチャ図用のアイコン
8. 独自ソリューション「PrismScaler」について
PrismScalerは、開発・運用を要さずにたった3ステップで、AWSやAzure、GCPなどのマルチクラウド基盤構築を実現するWebサービスです。
エンジニアの大変な作業を肩代わり
・自動構築
・自動監視
・構成可視化
クラウド基盤に関わる作業を以上のように効率化します。
SRE/DevOpsエンジニアが行う大変な作業を肩代わりします。
高品質な汎用クラウド基盤の実現
・クラウド基盤構築/クラウド移行
・クラウドの保守運用・コスト最適化
など幅広い利用シーンを想定しています。IaaSやPaaSを適切に組み合わせた数百を超える高品質な汎用クラウド基盤を容易に実現できます。
興味を持たれた方には、無料で資料を提供しております。
お気軽にご相談ください。
9. お問合せ
株式会社Definerでは、
・ITの上流から下流まで一気通貫のワンストップソリューションをご提供。
・AIやクラウドのITインフラなど、先進的なIT技術のコンサルティングから要件定義 / 設計開発 / 実装、保守運用に至るまでの統合的な支援にコミット。
・少ないエンジニアで事業が成長する仕組みづくりの実現。
・エンジニアが喜ぶ、採用しやすい環境づくりの実現。
・高速なアジャイル開発環境の実現。
・自社プロダクトとしてPrismScalerを展開。
上記事業内容を進行しております。
※「開発者ブログ」では、エンジニアの入門編として有益な情報を無料公開しています。
ご相談やお問い合わせは「株式会社Definer」へ。
10. Definerに関して。
・ Definer Incは、ITの上流から下流まで一気通貫のワンストップソリューションをご提供しております。
・ AIやクラウドのITインフラなど、先進的なIT技術のコンサルティングから要件定義 / 設計開発 / 実装、保守運用に至るまでの統合的な支援にコミットしています。
・ DevOpsとCI/CDコンサルティングにより「少ないエンジニアで事業が成長する仕組みづくり」「エンジニアが喜ぶ、採用しやすい環境づくり」「高速なアジャイル開発環境」を実現しています。
・ また、自社プロダクトとしてPrismScalerを展開しております。PrismScalerは、AWS、Azure、GCPなどのマルチクラウド / ITインフラの高品質かつ迅速な、「自動構築」「自動監視」「問題検知」「構成可視化」を実現します。
©️ Definer Inc. All rights reserved.