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DevOpsエンジニアに興味あり!知っておくべきことは?①

1. 必要なステップ - DevOpsエンジニアの道のり

DevOpsエンジニアになるためには、基礎知識の習得と実務経験の積み重ねが不可欠です。以下は、これらのステップを多角的な視点から考え、プロフェッショナルなDevOpsエンジニアになるための道のりを示します。

1. 基礎知識の習得

1.1 プログラミング言語の習得

DevOpsエンジニアにとってプログラミングは基本中の基本です。主流な言語(Python、Ruby、Shellスクリプトなど)を理解し、簡単なプログラムを書けるようにしましょう。プログラミングは自動化やスクリプトの作成に不可欠です。

1.2 ネットワーキングの理解

ネットワーキングはDevOpsエンジニアにとって重要な側面です。TCP/IP、DNS、HTTP/HTTPSなどの基本プロトコルの理解と、ネットワークトポロジーの把握が必要です。クラウドプラットフォームの基本も覚えておくと良いでしょう。

1.3 システム管理のスキル

LinuxやWindowsなどのオペレーティングシステムの基本的な操作や管理が必須です。システムの構築、設定、トラブルシューティングに関するスキルを身につけましょう。

1.4 インフラストラクチャコード(IaC)の理解

DevOpsではインフラストラクチャをコードで管理します。TerraformやAnsibleなどのツールを使って、インフラストラクチャの自動化に慣れることが求められます。IaCにより環境の再現性や効率が向上します。

2. 実務経験の積み重ね

2.1 プロジェクト参加

理論だけでなく、実際のプロジェクトでの経験が不可欠です。開発プロセスと運用プロセスの連携を理解し、チームと協力してプロジェクトを進めましょう。GitHubやGitLabなどのバージョン管理ツールの利用も覚えておくと良いでしょう。

2.2 ビッグピクチャーの理解

DevOpsエンジニアは、プロジェクト全体のビッグピクチャーを理解する必要があります。開発者、運用エンジニア、セキュリティエンジニアと協力し、システム全体の効率性やセキュリティを向上させるための施策に参加しましょう。

2.3 問題解決スキルの向上

実務経験を通じて、トラブルシューティングや問題解決のスキルを向上させましょう。障害発生時に素早く正確な対応が求められます。

2.4 コミュニケーション能力の向上

DevOpsエンジニアは異なる部門と協力し、円滑なコミュニケーションが重要です。技術的な課題を分かりやすく説明し、解決策を提案できるコミュニケーション能力が求められます。

以上が、基礎知識の習得と実務経験の積み重ねに関するDevOpsエンジニアの道のりです。これらのステップを踏んで、継続的な学習と実践を通じて、DevOpsエンジニアとしてのスキルを高めていきましょう。

2. DevOpsエンジニアのキャリア

DevOpsエンジニアになるためのキャリアパスは、異なるバックグラウンドを持つ人々にとっても開かれています。以下では、開発者からのキャリアチェンジと運用エンジニアからのキャリアチェンジについて多角的な視点から探ってみましょう。

1. 開発者からのキャリアチェンジ

1.1 既存スキルの活用

開発者からDevOpsエンジニアになる場合、プログラミングスキルやソフトウェアアーキテクチャの知識を活かせます。既存の開発スキルを生かしながら、システム全体の運用やデプロイプロセスの最適化に取り組むことが期待されます。

1.2 自動化の導入

開発者出身の場合、コードのビルド、テスト、デプロイなどを自動化するプロセスに馴染んでいることがあります。CI/CD(Continuous Integration/Continuous Deployment)パイプラインの設計や運用など、自動化に関するスキルを積極的に向上させましょう。

1.3 インフラストラクチャの理解

開発者がDevOpsエンジニアになる際には、インフラストラクチャに関する理解が深まることが求められます。クラウドプラットフォーム、サーバー構築、ネットワーク設定などに関する知識を磨くことがキャリアの一環となります。

2. 運用エンジニアからのキャリアチェンジ

2.1 システム全体の理解

運用エンジニア出身の場合、既にシステム全体の運用やトラブルシューティングに関する豊富な経験があります。これを生かし、開発サイクル全体における問題の把握と改善に貢献します。

2.2 インフラストラクチャコードの導入

DevOpsではインフラストラクチャをコードで管理する手法が一般的です。運用エンジニアからDevOpsエンジニアに転向する際には、TerraformやAnsibleなどのツールを使ったインフラストラクチャコードの導入や自動化スキルの向上が重要です。

2.3 コラボレーション能力の向上

運用エンジニア出身の場合、異なる部門との連携が新たな要素となります。開発者やセキュリティエンジニアとの円滑なコミュニケーションや協力がキャリアチェンジの成功につながります。

DevOpsエンジニアへのキャリアチェンジは異なる経歴を持つ人にとっても可能性が広がっています。自身のスキルを振り返り、新しい分野での挑戦に積極的に取り組むことがキャリアの発展に繋がります。

3. 興味を持っている方向け情報

DevOps(DevelopmentとOperationsの結合)は、ソフトウェア開発と運用のプロセスを統合し、迅速で効率的なソフトウェア提供を実現するためのアプローチです。DevOpsエンジニアはこの原則を実践し、開発と運用の連携を強化します。以下では、DevOpsとは何か?およびDevOpsエンジニアの仕事内容について多角的に解説します。

1. DevOpsとは何か?

1.1 定義

DevOpsは、開発(Development)と運用(Operations)のプロセスを統合し、連携を強化してソフトウェアの開発、デプロイ、運用を迅速かつ効率的に行うための文化・哲学・プラクティスの総称です。短い開発サイクルと頻繁なデプロイを実現し、ビジネスニーズに素早く対応できるようにします。

1.2 主な原則

DevOpsの主な原則には連携(Collaboration)、自動化(Automation)、改善サイクルの短縮(Shortening the Feedback Loop)などがあります。これらの原則を実践することで、チーム全体が協力してソフトウェア開発プロセスを進めることが可能になります。

2. DevOpsエンジニアの仕事内容

2.1 開発と運用の橋渡し

DevOpsエンジニアは、開発チームと運用チームの間に立ち、円滑なコミュニケーションを促進します。開発者と運用者との共通理解を築き、システム全体の改善を目指します。

2.2 インフラストラクチャコードの管理

インフラストラクチャコード(IaC)を用いて、インフラストラクチャをコードで管理します。これにより、環境の再現性や変更のトラッキングが容易になり、システムの安定性向上に寄与します。

2.3 CI/CDパイプラインの設計と運用

DevOpsエンジニアは、CI/CD(Continuous Integration/Continuous Deployment)パイプラインを設計し、運用します。これにより、コードのビルド、テスト、デプロイが自動的かつ効率的に行われ、素早いソフトウェア提供が可能となります。

2.4 監視とトラブルシューティング

システムのモニタリングやログの分析を通じて、問題を早期に検知し、トラブルシューティングを行います。障害発生時には素早く正確な復旧策を実施し、サービスの中断を最小限に抑えます。

2.5 セキュリティへの配慮

DevOpsエンジニアはセキュリティの重要性を理解し、適切なセキュリティ対策を実施します。コードやシステムに対する脆弱性の診断と修正を行い、セキュリティポリシーの遵守を確保します。

DevOpsエンジニアは、技術的なスキルだけでなく、協力と改善の文化を育むリーダーシップの要素も持ち合わせています。これにより、チーム全体が一丸となり、ビジネス価値を迅速に提供することが可能です。

4. 役立つ情報の提供

DevOpsエンジニアとしてのスキルを高めるためには、資格や研修の取得が役立ちます。また、最新のDevOpsトレンドや情報にも敏感であることが求められます。以下では、これらに関する多角的な情報を提供します。

1. おすすめの資格や研修

1.1 AWS Certified DevOps Engineer

Amazon Web Services(AWS)のDevOpsエンジニア向けの資格であり、AWS環境でのDevOpsスキルを証明します。クラウド環境におけるDevOpsの基本的な理解とスキルを身につけるために適しています。

1.2 Microsoft Certified: Azure DevOps Engineer Expert

Microsoft AzureのDevOpsエンジニア向けの資格であり、Azureを使用したDevOpsスキルを証明します。Azure DevOpsを活用してCI/CDパイプラインを構築し、Azure上でのインフラストラクチャの管理に関する知識が求められます。

1.3 Docker Certified Associate

コンテナ技術であるDockerを使用したDevOpsのスキルを証明する資格です。Dockerコンテナの作成、運用、デプロイに関する知識を検証します。コンテナ化が重要なDevOpsプロセスである場合におすすめです。

1.4 DevOps Foundation(DevOps Institute認定)

DevOpsの基礎的な原則とベストプラクティスに基づく資格で、DevOpsに関する幅広い知識を提供します。DevOps文化やプロセスの理解を深めることができます。

1.5 研修やオンラインコース

定期的に提供される研修やオンラインコースを受講することで、DevOpsに関する最新のスキルやベストプラクティスを習得できます。Udacity、Coursera、edXなどが良質なコースを提供しています。

2. DevOpsに関する最新情報

2.1 ブログやウェブサイト

DevOpsに関する最新情報は、専門のブログやウェブサイトで随時発信されています。定期的なチェックを行い、業界のトレンドやベストプラクティスに敏感でいることが重要です。例えば、DevOps.comやThe New Stackが有益な情報を提供しています。

2.2 インダストリーカンファレンスへの参加

DevOpsに関するカンファレンスへの参加は、新たなアイディアを得るだけでなく、プロのネットワークを構築するためにも有益です。定期的に開催されるイベントに参加し、業界の最新動向を把握しましょう。

2.3 ソーシャルメディア

TwitterやLinkedInなどのソーシャルメディアプラットフォームは、DevOpsコミュニティとのつながりを強化するための素晴らしいツールです。専門家や組織のアカウントをフォローして、最新の情報を入手しましょう。

DevOpsエンジニアとしての成長を目指す際には、これらの資格や研修、最新情報へのアクセスが重要です。自身の興味やキャリア目標に合わせて、継続的な学習と情報収集を行いましょう。