1. はじめに
こんにちは!株式会社Definerのライターチームです!
今回は、TerraformでAmazon SESを作成する方法について気になりますよね。
実際の画面や、資源を見ながら詳しく解説していきましょう。
2. 目的・ユースケース
この記事では、「クラウドリソースをコード化する」という目的に向けて、Terraformという技術を活用します。
ITの現場で、TerraformでAWS SESを作成したいときに、参考になる情報やプラクティスをまとめています。
3. TerraformでAmazon SESを作成する
Amazon SESはSimple Email Serviceの略で、Amazonが提供するメール配信サービスです。
すぐに設定でき、トランザクション、マーケティング、大量の E メール通信など、いくつかの E メールのユースケースをサポートします。
今回は、Amazon SESをTerraformで作成していきます。
まずは、以下のようなTerraformファイルを作成します。
${ドメイン名}は、任意のドメイン名に変更してください。
provider "aws" {
region = "ap-northeast-1"
}
resource "aws_route53_zone" "primary" {
name = ${ドメイン名}
}
resource "aws_ses_domain_identity" "ses" {
domain = ${ドメイン名}
}
resource "aws_route53_record" "ses_record" {
zone_id = "${aws_route53_zone.primary.zone_id}"
name = "_amazonses.${aws_route53_zone.primary.name}"
type = "TXT"
ttl = "600"
records = [aws_ses_domain_identity.ses.verification_token]
}
resource "aws_ses_domain_dkim" "dkim" {
domain = ${ドメイン名}
}
resource "aws_route53_record" "dkim_record" {
count = 3
zone_id = "${aws_route53_zone.primary.zone_id}"
name = "${element(aws_ses_domain_dkim.dkim.dkim_tokens, count.index)}._domainkey.${aws_route53_zone.primary.name}"
type = "CNAME"
ttl = "600"
records = ["${element(aws_ses_domain_dkim.dkim.dkim_tokens, count.index)}.dkim.amazonses.com"]
}
このTerraformファイルを使ってリソースを作成します。
Terraformを実行してしばらくすると、SESのIdentitiesのステータスがPendingからVerifiedに変わります。
Terraformを実行してしばらくすると、SESのIdentitiesのステータスがPendingからVerifiedに変わります。
4. Amazon SESでメール送信をしてみる
作成が完了したら、Amazon SESを使って実際にメールを送信してみます。
メール送信のAPI実行は、Lambdaを使うこととします。
Lambda作成の注意点として、SESの権限を持ったIAMロールを付与してください。
以下のコードをコピペしてLambdaを作成します。
import boto3
from botocore.exceptions import ClientError
SENDER = ${送信元メールアドレス}
RECEIVER = ${送信先メールアドレス}
AWS_REGION = "ap-northeast-1"
SUBJECT = "メールの件名です"
# non HTML body of the email
BODY_TEXT = (
"メール本文です"
)
# The HTML body of the email.
BODY_HTML = """<html>
<head></head>
<body>
<p>メール本文です</p>
</body>
</html>
"""
CHARSET = "UTF-8"
client = boto3.client('ses',region_name=AWS_REGION)
try:
response = client.send_email(
Destination={
'ToAddresses': [
RECEIVER,
],
},
Message={
'Body': {
'Html': {
'Charset': CHARSET,
'Data': BODY_HTML,
},
'Text': {
'Charset': CHARSET,
'Data': BODY_TEXT,
},
},
'Subject': {
'Charset': CHARSET,
'Data': SUBJECT,
},
},
Source=SENDER,
)
except ClientError as e:
print(e.response['Error']['Message'])
return f'Failed with {e}'
else:
print("Email sent! Message ID:"),
print(response['MessageId'])
return "Email Send DONE"
Lambdaをキックすると、メールが飛ぶことが確認できました!
5. 引用・参考記事
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