1. はじめに
こんにちは!株式会社Definerのライターチームです!
今回は、AWSにおけるサーバーレス環境に必要なミニマムの監視設定について気になりますよね。
実際の画面や、資源を見ながら詳しく解説していきましょう。
2. 目的・ユースケース
この記事では、FargateやLambdaなどのAWSサーバーレス環境に必要なミニマムの監視項目について設計したいときに、参考になる情報やプラクティスをまとめています。
3. サーバレス環境に必要なミニマムの監視設定
まずは前提として、以下のようなAWSのサーバレスアプリケーションを想定しているものとします。
・コストを抑えつつ、最低限のセキュリティを担保したい。
・EC2など、管理が必要なIaaSが存在しない。
・エラー時の対応は、リアルタイムでなく翌営業日でも構わない。
・以下のような構成で、サーバレスアプリケーションを運用している
- API Gateway + Lambda
- ELB + Fargate
など
必要な監視項目をピックアップしてみました。
セキュリティ監視
・CloudTrailの有効化
・Trusted Advisorの定期実施(~月1)
・GuardDutyの有効化
・Personal Health DashboardのCloudwatchアラート通知
リソース監視
・CPU監視(Cloudwatch メトリクス)
・Memory監視(Cloudwatch メトリクス)
・ディスク監視(Cloudwatch メトリクス)
ログ監視
・アプリケーションログ(Cloudwatch Logs)
・OSログ(Cloudwatch Logs)
4. CloudTrailとGuardDutyの有効化
続いて、実際にCloudTrailとGuardDutyを有効化してみます。
今回は、CLIを使ってコマンド実行で有効化を行います。
①CloudTrail有効化
まずは、CloudTrailを設定していきます。
以下コマンドで、作成および確認を行ってください。
CloudTrailの作成には、ログ保存用のS3バケットが必要です。
②GuardDuty有効化
続いて、GuardDutyの設定をしていきます。
CloudTrailの設定が終わった後、GuardDutyを設定してください。
設定が終わったら、CLIで確認を行います。
これで、CloudTrailとGuardDutyの有効化設定は完了です。
## CloudTrailの有効化
aws cloudtrail create-trail \
--name cloudtrail-test \
--is-multi-region-trail \
--enable-log-file-validation \
--s3-bucket-name ${S3バケット名} \
--include-global-service-events
## CloudTrailの有効化の確認
aws cloudtrail describe-trails
## GuardDutyの有効化
aws guardduty create-detector \
--finding-publishing-frequency FIFTEEN_MINUTES \
--region ap-northeast-1 \
--enable
## GuardDutyの有効化の確認
aws guardduty list-detectors \
--region ap-northeast-1
5. 引用・参考記事
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・ また、自社プロダクトとしてPrismScalerを展開しております。PrismScalerは、AWS、Azure、GCPなどのマルチクラウド / ITインフラの高品質かつ迅速な、「自動構築」「自動監視」「問題検知」「構成可視化」を実現します。